チャートの上下の振幅を包むように、赤い線が2本ありますよね。
上の赤線をボリンジャー・バンド+2σ、
下の赤線をボリンジャー・バンド−2σと言います。
このボリンジャー・バンドと言うのは
売買のタイミングを見るために使うものです。
例えばこのチャートの場合、
売りポジションでスワップ金利がもらえますので、
「+2σを超えたらポジションを仕掛け-2σを超えたら手仕舞いする」
などのように使います。
このように一定のルールを決め、
それに従って売買することを「システムトレード」と言います。
これだけを聞くとボリンジャー・バンドと言うのは、
ずいぶん便利なものだなとお思いになるかもしれません。
しかし、
このボリンジャー・バンド自体が重要なのではありません。
もう一度チャートを見て欲しいのですが、
明らかに一定幅を上下していると思いませんか?
このように一定幅を上下する期間を、
FXの用語で「ボックスレンジ」と言います。
このようなチャートを描く通貨ペアであれば、
そもそも見た目でも高値と安値が分かり易いので、
難しいテクニックや方法論無しでも、
利益を上げることは非常にたやすいことです。
もちろんシステムトレードをするに当たり、
ボリンジャーバンドを指標として使って欲しいのですが、
このボリンジャー・バンドを見て仕掛ければ
必ず勝てるのかというと、
そうではなくて、それはあくまで、
チャートがこのようにボックスレンジで推移した時だけです。
ボリンジャー・バンドに限ったことではないのですが、
テクニカル分析は、ボックスに強いとか、
トレンドに強いとか、逆張り系は"だまし"に注意とか、
順張り系はサインが遅れるとか、いろいろ注意点があります。
簡単に言うと、どのテクニカル分析を使おうとも、
チャートの動きが人の目でも予想できるような
単調な動きをしていないと、正直言って使えないんですよ。
FXのキャリートレードの本などを見ると、
やはりテクニカル分析を使ったトレード方法が
載っていることがよくありますが、
通常の為替レートは、
非常にバラエティに富んだ動きをしますので(特にクロス円通貨)、
やれ今はトレンドが発生しているからとか、
今はサブプライムで暴落したからとか、この場合ってのが多いんです。
で、その本(を執筆した人)の言う通りにやろうと思うと
今がどの場合かが分からなかったりする…。
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